小児矯正

Pediatric Orthodontic

お子様はこのような
歯並びになっていませんか

  • 歯が飛び出ている

    歯が飛び出ている状態は、見た目やかみ合わせに影響を及ぼすことがあります。原因は遺伝や成長過程にあり、早期の矯正治療が効果的です。

  • 歯がガタガタに並んでいる

    歯が不規則に並んでいると、正しいかみ合わせが得られず、噛む力の分散や口の中の痛みを引き起こすことがあります。小児期に矯正治療を行うことで、整った歯並びに改善することができます。

  • 前歯にすき間がある

    前歯に隙間が見られる場合、歯と顎のサイズのバランスが関係していることが多いです。自然に解消されることもありますが、持続する場合は矯正治療を検討しましょう。

  • 上下がかみ合わない

    奥歯をかみ合わせた時に、上の前歯が下の前歯を覆い隠すようだったり、前歯同士のすき間があり、かみ合わせられない状態です。どちらも前歯でかみ切ることが難しいデメリットがあります。

  • 口がうまく閉まらない

    無意識のうちに口が開いたままになる「お口ぽかん」は、口呼吸の習慣や舌の位置の異常などが関係しており、将来的に歯並びや噛み合わせのトラブルを引き起こすことがあります。

  • 下の歯が前に出ている

    下の前歯が上の前歯より出ている状態で一般には受け口と呼ばれます。上顎と下顎のバランスが悪いケースや、上の前歯が内側に傾いているケースなどがあります。

歯並びを悪くする
お子様の習慣

指しゃぶり

指をしゃぶるくせがあると、指で上の前歯を押し続けてしまうことが多いため出っ歯になりやすいです。また、奥歯をかみ合わせた時上下の前歯にすき間ができる開咬になる可能性もあります。
どちらも咬合状態として好ましくないので、4歳くらいには指しゃぶりのくせを改善するよう注意しましょう。

  • 歯が飛び出ている(出っ歯)

  • 口がうまく閉まらない(開咬)

口呼吸

通常、舌の位置は上顎の裏側にあることが理想です。この状態にあれば口の周辺に存在する筋肉のバランスが取れ、鼻呼吸が身につきやすいメリットがあります
しかし、口呼吸をしていると、舌の位置は空気が通りやすいように、上顎の裏側でなく下側に下がります。この状態が続くと歯並びが悪くなるので注意が必要です。また口呼吸は全身の健康上もマイナスが多いので、ぜひ改善しましょう。

舌癖

舌の先で歯の裏側を押し続けるくせ(舌突出癖:ぜつとっしゅつへき)があると、出っ歯になるリスクが上がります。また、このくせがあると、上の前歯と下の前歯に舌先を入れがちで、開咬(食べ物をかみ切ろうとしても前歯をかみ合わせにくい状態)になるケースも見られます。
さらに、舌の位置が下がりがちな低位舌のくせがあると、反対咬合(受け口)になる可能性が上がります。このように、好ましくない舌癖があるとかみ合わせに悪影響が出やすいので、ぜひ早めに当院にご相談ください。

  • 歯が飛び出ている
    (出っ歯)

  • 口がうまく閉まらない
    (開咬)

  • 下の歯が前に出ている
    (受け口)

頬杖をつく

頬杖をつくくせがあると、手で顎に力をかけ続けることになり、歯並びやかみ合わせに悪影響をおよぼします。また、片側だけ頬杖をついていると、顔が左右非対称になり外見的影響も出ますし、かみ合わせ上の不都合も起こります。
さらに顎変形症という疾患のリスクも上がるので頬杖のくせは改善しましょう。

ものを噛む

ペンや爪などを噛むくせがあると、歯や顎に不自然な力がかかり続けます。
すると歯並びやかみ合わせに悪影響が出る可能性があるので早めに改善しましょう。

スマートフォンや
タブレットの使用

近年はスマートフォンやタブレットを長時間見続ける人が増えています。お子様の場合、顔が下向きになることで顎周辺の筋肉が適切に発達できず、下顎が前に出やすくなります。
その結果反対咬合(受け口)になる可能性があるので、スマートフォンやタブレットの利用にはご注意ください。

癖を直すためには
どうしたらいいの?

ここまでに歯並びやかみ合わせを悪くする好ましくないくせをご紹介しました。歯並びやかみ合わせが悪くなると、発音や飲食がしにくく、お子様に必要な栄養補給が不十分になることが考えられます。また外見が悪くなるとお子様がコンプレックスをもって育つ可能性もあるので、早めに改善しましょう。当院では悪いくせを直すためのMFT(口腔筋機能療法)を行っています。

MFT(口腔筋機能療法)について

小児矯正はいつから
始めたらいいの?

  • 第Ⅰ期治療

    第Ⅰ期治療は乳歯と永久歯が混在する時期の初期である6~9歳くらいに始めることが一般的です。永久歯がきれいに並ぶための顎の幅を確保するために、矯正装置と成長の力を利用して、適切な状態を目指します。この時期の小児矯正は歯並びを良くする上に顔の骨格調整にも貢献します。
    ※お口の状況によって治療磁器の個人差があるため、まずはご相談ください。

  • 第Ⅱ期治療

    第Ⅱ期治療は永久歯が生えそろう13歳以降に行います。第Ⅱ期治療の目的は最終的に歯並びとかみ合わせを整えることであり、成人矯正と同様です。当院ではマウスピース矯正も扱っており、第Ⅱ期治療でも選択可能です。第Ⅰ期治療を受けていれば、第Ⅱ期治療はほとんどの場合スムーズに進みます。
    ※お口の状況によって治療磁器の個人差があるため、まずはご相談ください。

小児矯正のメリット

  • Point.01

    口呼吸から
    正常な鼻呼吸へ

    口呼吸のくせがつくと歯並びやかみ合わせが悪くなるだけでなく、身体の健康にも悪影響がおよびます。人間の体はそもそも鼻呼吸するようにできているので、矯正治療によって口呼吸を改善することには大きな意味があります。

  • Point.02

    顎の骨の成長を促しつつ
    矯正できる

    小児矯正の大きなメリットは、矯正装置によって骨格に影響を及ぼせることです。成人矯正の場合、成長が完了しているのでこのメリットはありませんが、成長期であれば顎の成長を利用して歯が適切に並ぶ状態を作ることができます。

  • Point.03

    将来の
    病気の予防

    矯正治療で歯並びが良くなれば、歯間に歯ブラシが当たりやすくなります。すると、歯磨きがしやすくなって歯垢や歯石が溜まりにくいので、むし歯や歯周病のリスクを低減できます。またかみ合わせがよくなれば顎関節症のリスクも減るなど、病気の予防が可能です。

当院の提案している
矯正歯科装置

全て自費診療となります。

拡大床(可撤式)

歯が適切に並ぶために顎の幅を調整する矯正装置です。
入れ歯のようにお口に装着して、調整ネジを回すことで顎に内側から力をかけ、歯並びを良くするための顎の幅を確保します。
顎の幅が狭いまま無理に矯正を行うと、歯が前に出て出っ歯になることがあるので、拡大床を使った治療は非常に重要です。

治療期間
3~6年
回数
月1回
診療前の注意点
装着時間が少ないと十分な治療効果が得られません。
自費診療になります

トレーナー(可撤式)

トレーナーとは、小児向けのマウスピース型矯正装置です。装着することによって、お口の周囲の筋肉を適切に発達させてかみ合わせを整えていきます。
取り外しが簡単で、金属アレルギーのリスクがないなどメリットが豊富です。

治療期間
3~6年
回数
月1回
診療前の注意点
装着時間が少ないと十分な治療効果が得られません。

クワドヘリックス・
バイヘリックス・急速拡大装置(固定式)

クワドヘリックスとバイヘリックスは、それぞれ上顎、下顎に使用する矯正装置です。
規則性がなく歯並びが乱れる叢生(そうせい:八重歯も含む)への対応や、口の内側に傾いた歯を適切に移動するために用います。
急速拡大装置は、上顎の幅を短期間(数週間から数ヶ月程度)で広げることができます。

治療期間
3~6年
回数
月1回
診療前の注意点
自宅でのセルフケアが大切になります。
ご自身で取り外すことができません。

フェイシャルマスク・ヘッドギア

当院は顎の成長促進や成長抑制ができるフェイシャルマスクとヘッドギアを取り扱っています。フェイシャルマスクは上顎の成長促進、ヘッドギアは上顎の成長抑制に有効で、どちらも顎外固定装置(がくがいこていそうち)の一種です。

治療期間
3~6年
回数
月1回
診療前の注意点
装着時間が少ないと十分な治療効果が得られません。

2×4(固定式)

セクショナルアーチとも言われる矯正装置の名称です。上顎前突や下顎前突、でこぼこな歯並びなど適用範囲が広く、歯科医師による細かい調整もできます。前歯などに部分的に使用されることが多いです。

治療期間
3~6年
回数
月1回
診療前の注意点
自宅でのセルフケアが大切になります。
ご自身で取り外すことができません。

MFT(口腔筋機能療法)
について

MFT(口腔筋機能療法)とは

MFTは、日本語では口腔筋機能療法と呼ばれる口周辺の筋肉の機能を改善するためのトレーニングプログラムです。唇や舌、頬などの筋肉を適切に発達させることで、歯並び、かみ合わせ、呼吸機能を良くする効果があります。

年齢を問わず使用されるトレーニングですが、お子様の場合は、歯並びやかみ合わせを悪くするくせを改善することが目的で、成長期であれば歯並びの改善も目指します。

一方大人の場合、歯並びやかみ合わせの改善にも用いますが、矯正後の後戻り防止を目的とする例が多いです。

提案しているMFTの例

スポットポジション

舌の位置を正すためのトレーニングです。一般的に舌先は上の前歯の裏側中央にある突起(スポット)に触れていることが理想的です。

トレーニングとしてはまずスティックという道具でスポットに触れ、その位置を記憶した後、舌先でスポットに触れます。舌で直接触れる前に道具を使うことで、適切なポジションを認識しやすくなる効果があります。

このトレーニングを毎日行うことで、徐々に舌の位置が適切になっていくでしょう。

ポッピング

舌の筋肉を全体的に強化しつつ舌小帯を伸ばすことで、口腔機能向上を目指すトレーニングです。

上の前歯の裏側に舌の先端を接触させ、舌の上面を口蓋に押し付けながら口を大きく開けます。その後、舌の裏側にある舌小帯が伸びた状態で、ポンと音がするように舌で口蓋を弾きます。この一連の動作を10~15回行うことで、効果が期待できます。

スラープ・スワロー

嚥下を適切にするためのトレーニングです。

スポット(上の前歯の裏側)に舌先を接触させ、舌の上面が上顎に触れた状態で、下の犬歯の奥にストローを置きます。その状態で上下の歯をかみ合わせますが、下の裏面にストローが軽く触れるように意識するのがポイントです。

その後、スプレーを使って口の片方の端から水を含み、舌の位置を変えずにゆっくり水を飲みこみます。歯はかみ合わせますが口は閉じません。これを左右5回行ってください。

継続して歯の矯正を
つづける場合は

当院では第Ⅰ期からⅡ期まで継続した小児矯正を行っており、一緒に親御様の矯正治療をお受けするケースもあります。矯正治療は何歳からでもできますので、歯並びが気になったときにはぜひ当院にご相談ください。

矯正歯科

症例紹介

小児矯正

小児矯正 叢生

Before

After

主訴歯のがたがたが気になる
診断名叢生
年齢・性別8歳
治療期間・回数1年10か月
治療方法拡大床、バイヘリックス、クワドヘリックス、2×4
費用¥330,000
※症例によって変動あり
デメリット・注意点生え変わりの状況や装置の使用状況によって治療期間は前後します。
備考固定式装置を使用中は、むし歯や歯肉炎予防のため入念に歯磨きをしてもらいます。
定期的にクリーニングにも通っていただきます。後戻り防止のため、リテーナーを使用します。
小児矯正

小児矯正 反対咬合

Before

After

主訴かみ合わせが気になる
診断名反対咬合
年齢・性別8歳
治療期間・回数1年4か月
治療方法フェイシャルマスク、2×4
費用¥330,000
※症例によって変動あり
デメリット・注意点生え変わりの状況や装置の使用状況によって治療期間は前後します。
備考固定式装置を使用中は、むし歯や歯肉炎予防のため入念に歯磨きをしてもらいます。
定期的にクリーニングにも通っていただきます。後戻り防止のため、リテーナーを使用します。